友呂岐水路

1週間ほど前、自分の不注意で右手首を骨折してしまった・・・
せっかくの3連休なのに、どこにもいけない。

というのは、あまりにさみしい。
なんとかハンドルに右手もとどくようになったので
左手でRブレーキをかけられるようワイヤを付け替えて
(その作業自体片手でできるんかい!と思ったら、遊びが多くうまくいった。)

明日から台風で天候が悪くなりそう。
なので’11.7.17(日)またまた近場をポタッてきました。
コースは、「ねや川文化と歴史のみち」の友呂岐緑地コース。

萱島駅前には新しいコナモノ屋が出来ていた。

いきなり道を間違えたけど、法安寺に到着。
寝屋川市の新規指定文化財木造聖観音坐像があるそうだ。

友呂岐(ともろぎ)緑地南詰にあった案内板には興味深いことが書かれていた。
寝屋川に沿って南北に長いこの緑地は
友呂岐悪水路と二十箇用水路の統廃合により生じた空地を活用したものだそうだ。
案内板の写真には平行して流れる2本の水路が写っていた。
しかも「友呂岐悪水路」といえば伏越樋のとき調べたものだ。

 

京阪電車の寝屋川車庫付近の地図を見れば
左の1961年に撮影した航空写真には、寝屋川以外にはっきりと二筋の黒い水路が写っている。
現在の地図には水路は一つだけだ。

どうして水路が2本必要やったのか?

友呂岐緑地を北へと走る。

現在は友呂岐水路と呼ばれている水路は
この先クランク状に曲がる。

かつての2本の水路は、寝屋川に近い方が二十箇用水路、外側が友呂岐悪水路であった。
現在の友呂岐水路は、この二つの水路のどちらかを部分部分利用しており
地図を見てもらえば解るように、この2本の水路が入れ替わる地点のようだ。

前回調べた悪水路(排水路)が友呂岐水路と交わる場所を探す。
写真は下流に向かっていて左が悪水路、右が友呂岐水路。
この先で合流するはずなのだが・・・

そしてもうひとつ疑問が
左に寝屋川が流れている。
先ほど述べたように寝屋川に近いほうが二十箇用水路、外側に友呂岐悪水路。
配置が逆だ。

 

まず、左の現在の地図を見てみよう。
赤が伏越樋で南前川の底をくぐりぬける悪水路だ。
右上からのピンクの友呂岐水路に流れおちるが
さらに水路は続き、やがて青で示す二十箇用水路に合流する手前で暗渠となり
その先は確認できなかった。

そして1961年撮影の右の写真。
なんと二十箇用水路は悪水路の下をもぐっていた!
もじり樋と言って伏越樋同様サイホンを用いて立体交差させていたそうだ。

おお!失われつつある昭和の風景、駄菓子屋や。

若宮八幡宮は石津の竜神様と言われている。
大水害のとき表れ、天に昇るとたちまち空は晴れ
洪水が引いたという伝承があるそうだ。
このあたりが、幾度となく水害にさらさらた証拠ともいえる。

サルスベリが風にたなびく。
この日は台風の影響か、風がやたら強かった。
 

北小学校の裏門には、かつてここに友呂岐村役場があったことを示す碑がある。
九個の村が集まって出来た九個荘・友呂岐・豊野・寝屋川・水本が集まって寝屋川町となり市となる。

友呂岐というのは村の名前やったのか。

帰り道、商店街と友呂岐緑地が交差する地点に道標を発見。
実はこの商店街は交野街道なので
そっちかと思いきや「悪水井路」と書かれていた。
井路とは用水路のことだ。

 

そして近くには樹齢100年以上のアカメヤナギの木。
三枚板船(さんまいだふね)が展示してあった。
水路は用水の確保以外に、交通にも使われていたのだ。

そうそう、どうして水路が2本必要だったかといえば友呂岐悪水路は今で言う下水。
なので田に水を引く二十箇用水路と分ける必要があったのだろうことは想像できる。
では、どうして1本に統廃合したか?
過去の 航空写真と現在の地図をくらべれば明らかなように、田畑は無くなり用水路の需要も激減した。
さらに下水が普及し悪水路の必要もなくなったということだ。
 

(参考サイト)

ねやがわ文化と歴史の道
http://homepage3.nifty.com/kamo_a_n/hatikaduki/Hatikaduki2.htm

もじり樋とからくり樋
http://www.geocities.jp/kakejiotto/jiichi/n053.html

友呂岐用水路と二十箇
http://www.geocities.jp/ykt_eguchi/5-0kansaimitearuki/5-1oosaka/5-1-4neyagawa/26tomorogi/26tomorogi.htm

二十箇用水
http://www.city.neyagawa.osaka.jp/index/soshiki/bunka/namaedesagasou/088nijikkayousui.html

※航空写真は国土地理院サイトより引用。

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